【高校野球】和歌山大会開幕、開幕試合は不戦勝
2022年07月12日 19時13分
第104回全国高校野球選手権和歌山大会が、きょう和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕し、夏の甲子園出場をかけた闘いが始まりました。
今年は、3年ぶりに39すべての高校の選手が参加する予定でしたが、開幕ゲームに登場する予定だった新翔(しんしょう)高校が、校内関係者の新型コロナウイルス感染を受けて出場を辞退しました。このため、新翔を除いた38校37チームの球児たちによる開会式が、正午から行われました。
開会式では、大会を主催する県高校野球連盟の中村憲司(なかむら・けんじ)会長が挨拶し、3年生に対し、「2カ月にわたる自宅学習から始まった高校生活で活動が制限される中、甲子園という夢に向かって創意工夫した練習で技を磨いてきました。大会では、高校野球の集大成として、自らの青春の一ページを作ってください」と呼びかけました。
この後、選手を代表して、田辺工業高校の山本悠翔(やまもとゆうと)主将が宣誓し、「コロナ禍の中で、野球を通じてたくさんの人と出会ったことに感謝します。今なお辛い思い、苦しい思いをしている人たちに夢・希望・感動を届けるよう最高に熱い夏にすることを誓います」と決意を語りました。
開幕試合は、新翔が辞退したため、南部(みなべ)の不戦勝となり、南部は、2回戦で、粉河と対戦します。
また、あすは、午前9時から、紀央館(きおうかん) 対 向陽(こうよう)、笠田(かせだ) 対 橋本、県立和歌山 対 和歌山高専の1回戦3試合が行われる予定です。