和工の生徒が和歌山市社協の車いす修理

2022年07月12日 19時12分

教育福祉・医療

和歌山市の県立和歌山工業高校で産業デザインを学ぶ生徒たちが、和歌山市社会福祉協議会の依頼で車いす6台を修理し、きょう(12日)引き渡しを行いました。

車いす返還後の記念撮影(7月12日・県立和歌山工業高校)

ことし(2022年)3月、和歌山市社会福祉協議会が、錆びた車いす6台の修理を和歌山工業高校の産業デザイン科に依頼し、2年生と3年生あわせて14人が、4月から実習の時間を活用して、こびりついた錆(さび)を取ったり車輪を交換したりして、あわせて10時間かけて修理しました。

きょう午後、和歌山工業高校の校長室で、産業デザイン科2年生の重光啓達(しげみつ・けいたつ)さんらが、和歌山市社会福祉協議会の森田昌伸(もりた・まさのぶ)会長に修理した車いすを返却し、森田会長から重光さんに感謝状が贈られました。

産業デザイン科2年の重光啓達さん

重光さんは「全体的に錆だらけで、細かいところまで除去するのが大変でしたが、スプレーなどでちゃんと取り除けました。将来、自分が働く時に、こういった仕事の大切さがとても役立つと思います」と話していました。

和工の松本校長(左)にお礼を述べる和歌山市社協の森田会長(右)

和歌山市社会福祉協議会の森田会長は「こういう循環型の取り組みが大切で、何より嬉しく、和工の生徒達の魂が入っている。これで終わりにせず、後輩達に受け継いで欲しい」と喜びを語りました。

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