第5回「和歌山県けん・さん・ぴん建設資材フェア」開催
2022年07月08日 19時41分
和歌山県内の建設資材メーカーなどによる商品や技術の展示会「和歌山県けん・さん・ぴん建設資材フェア」が、きょう(8日)和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれました。
これは、建設用資材や技術を供給する県内の事業者の営業促進や、公共事業の品質の確保、コストの削減などを図る「建設資材の地産地消」を目指して、県が2007年に県内企業の登録制度を創設し、8年前から登録企業による展示会「けん・さん・ぴん建設資材フェア」を毎年開催しています。去年(2021年)とおととし(2020年)は、新型コロナウイルスで中止され、ことし(2022年)は3年ぶり5回目の開催となりました。
会場の和歌山ビッグ愛・展示ホールには、県の登録を受けた事業者のブースが開かれ、のり面崩落を防ぐコンクリートの鉄心や、工事用看板などが展示され、建設関連の業者らが説明を受けていました。
この中で、工業用パワーアシストスーツを展示した和歌山大学ベンチャーの八木栄一(やぎ・えいいち)社長は「高所作業などで必要な安全ベルトが付けられるよう、肩の部分を広く空けてあります。和歌山のけんさんぴんとして、広く発信したい」と話していました。
きょうは、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や県選出の国会議員らも視察に訪れ、仁坂知事は「県費を使った工事を地元の雇用に繋げたいという思いで、けん・さん・ぴん制度の創設に繋がり、功を奏したと思う。私が知事としてフェアを見るのは最後になるが、今後も、事業者の製品改良などで更に質を高め、他県にも売り出せるようになって欲しい」と期待を込めました。
きょうは、展示会に先立ち式典が開かれ、この中で、和歌山県産品建設資材登録事業者連絡会の谷垣和伸(たにがき・かずのぶ)会長は「このフェアを通じて、より新しい製品や工法を開発し、同業者や県の事業の発展に寄与したい」と述べました。