2022年上半期の企業倒産状況
2022年07月06日 19時35分
民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、ことし(2022年)上半期に、和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は37件、負債総額は26億1800万円となり、件数・負債総額ともに、去年(2021年)の上半期を上回りました。4番目に少なくなりました。
倒産件数は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い行われた各種支援策、いわゆる「ゼロ・ゼロ融資」が功を奏し、去年より7件の増加にとどまりました。
負債総額は、ことしは10億円以上の大型倒産はありませんでしたが、引き続き、小口倒産が主体となっています。
地域別では、和歌山市が21件と最も多く、海南市・橋本市・田辺市がそれぞれ3件、紀の川市・岩出市・有田市(ありだし)・御坊市(ごぼうし)・西牟婁郡(にしむろぐん)・東牟婁郡(ひがしむろぐん)がそれぞれ1件でした。
業種別の内訳はサービス業が最も多い13件、次いで、製造業と小売業がそれぞれ7件、建設業が5件などとなっています。
倒産の原因別では、販売不振が29件と最も多く、既往のしわ寄せと、その他偶発的原因がそれぞれ3件などで、不況型倒産は32件でした。