和歌山県はきょう、県内で乳児から９０代までの男女１３０人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
一日の感染者数は、前の日より１４９人増え、感染が拡大傾向にあるとして、感染防止を呼びかけています。

県によりますと、県内の感染者数は亡くなった人を含め４万５千３９３人となりました。　保健所別では、和歌山市が６３人、新宮１６人、岩出１５人、海南１２人、橋本９人、田辺６人、湯浅、御坊、それに県外がそれぞれ１人などです。県内で新たなクラスターは５カ所で確認され、県内のクラスターの累計は４１７件です。

このうち新宮保健所管内の病院では入院患者１０人を含む１５人の感染を確認しました。また別の事業所では従業員６人のクラスターとなっていて、
既にクラスターが発生している別の病院の感染者からの家族内感染が原因ではないかと見られています。
和歌山市内では小学校１校とこども園、事業所でクラスターが発生しています。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、「県内で感染が拡大する傾向にある」と説明し、 引き続き感染予防対策を呼びかけています。
また県内で新しいウイルス株・ＢＡ５の感染者がこれまでに少なくとも６人いるとみられ、県外から新たなウイルスの持ち込みと感染の拡大についても懸念しています。