六十谷水管橋2本めも送水再開へ、和歌山市

2022年07月03日 15時25分

災害・防災

和歌山市の紀ノ川(きのかわ)に架かる六十谷(むそた)水管橋(すいかんきょう)の上流側の送水が、今月(7月)6日午前10時から再開されます。これにより、去年(2021年)10月の崩落以来、9か月を経て、2本の送水管での送水が回復します。

六十谷水管橋は、和歌山市の紀ノ川以北地域へ飲料水を送る2本の送水管を備えた橋で、去年10月3日午後、突然、一部が崩落し、およそ6万世帯が1週間近くにわたって断水する事態を招きました。このため、市では、並行する県道の六十谷橋を通行止めにし、送水管を迂回仮設、断水を解消させるとともに、水管橋の復旧をすすめてきました。

そして、今年(2022年)5月19日に2本ある送水管のうちの下流側の送水を再開、先月(6月)15日には、県道六十谷橋の通行止めを解除、今月6日から、上流側の送水を再開させます。これにより、六十谷水管橋は、上流・下流の2本の送水機能が回復し、今後、片側ずつのメンテナンスなどが可能になるとしています。

市によりますと、今回の上流側の送水再開に関して、断水や濁り水の発生はなく、また、引き続き六十谷水管橋では、塗装などの修繕作業が行われるということです。

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