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和歌山大学×東サラエボ大学 交流協定締結

2022年07月01日 20時37分

教育社会

和歌山大学は、ボスニア・ヘルツェゴビナの東サラエボ大学と交流協定を結ぶことになり、きょう(7/1)、その調印式が行われました。

協定書を示すベリャン大使(左)と伊東学長

和歌山大学では、観光学部の木川剛志(きがわ・つよし)教授が総合ディレクターを務める日本国際観光映像祭で、ボスニア・ヘルツェゴビナが入賞したのを機に、ボスニア・ヘルツェゴビナのシニシャ・ベリャン駐日大使が今年(2022年)1月に和歌山大学で講演するなど交流が始まり、今回、ベリャン駐日大使が副学長を務めていた東サラエボ大学と交流協定を締結することになったものです。

調印式は、きょう、和歌山大学で行われ、ベリャン駐日大使が出席する中、和歌山大学の伊東千尋(いとう・ちひろ)学長が協定書にサインしました。

署名する伊東学長

東サラエボ大学側の署名は、後日、大使館から伊東学長のサインの入った協定書を郵送して行われることになっています。

ボスニア・ヘルツェゴビナのベリャン駐日大使は、「ボスニア・ヘルツェゴビナには、日本語を教えている大学が一つしかないので、将来的に、東サラエボ大学に日本語のセンターを創りたい。また、ボスニア・ヘルツェゴビナの3つの大学を対象に、観光のコースも創りたい」と語りました。

一方、和歌山大学の伊東学長は、「観光学の分野で共同の国際会議を開催したり、研究者同士のコラボレーションを行いたい。また、学生の交換留学を通して、和大生にとって、長い歴史的価値を持つボスニア・ヘルツェゴビナの風土を知る良い機会になるし、宗教も人種も違う人たちが集まる国で、異文化交流の面でも期待ができる」と話しました。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ産のワインを贈られた伊東学長(右)

東サラエボ大学は、1992年に設置された公立大学で、人文系から経済、工学系まで15の学部があり、大学院生を含めて1万人余りの学生が在籍しています。11のキャンパスに分かれていて、ベリャン大使によりますと、キャンパス同士の距離は最大で500キロメートル離れているということです。

和歌山大学は、和歌山市栄谷のキャンパスに4つの学部があり、およそ4600人の学生が学んでいます。

和歌山大学と東サラエボ大学は、今後、締結した協定に基づき、教職員や学生を対象に、研究や交換留学などで交流を深めることにしています。

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