和歌山県警・家電量販店で特殊詐欺被害防止の啓発活動

2022年07月01日 20時36分

社会

固定電話での被害が大半を占める特殊詐欺被害を防止しようと、和歌山県警察本部は、県内にある家電量販店と連携し、店頭で啓発グッズの配布や啓発ビデオの放映を行って、詐欺に引っかからないよう呼びかけています。

特殊詐欺被害防止の街頭啓発のもよう(7月1日・和歌山市加納・エディオン和歌山加納店)

和歌山県警と連携しているのは、エディオン、関西ケーズデンキ、上新(じょうしん)電機、ヤマダデンキです。県警の警察官が、4社の県内にある26店舗で、特殊詐欺被害相談専用のフリーダイヤル「これは、わなや」の番号や、特殊詐偽の注意点などが書かれたうちわやポケットティッシュを客に配って、詐偽に引っかからないよう呼びかけています。

固定電話コーナーで流されるコロッケさんとFunxFamの啓発ビデオ

また、一部の店舗では、テレビや固定電話の販売コーナーで、ものまねタレントのコロッケさんと、和歌山の地域密着型アイドル「FunxFam(ファンファン)」が出演して、特殊詐欺被害への注意を呼びかける啓発ビデオを流しています。

啓発グッズ(うちわとポケットティッシュ)

県警・犯罪抑止総合対策室の柳本昌孝(やなぎもと・まさたか)室長は「犯人からの電話には出ないこと、相手が誰でも通帳やキャッシュカードなどお金に関する話をし始めたら、安易に信用せず切ること、そして、県警の特殊詐欺被害相談専用フリーダイヤル『これは、わなや(0120・508・878)』に電話すること、この3つを徹底して欲しい」と呼びかけています。

県警によりますと、ことし(2022年)5月と6月の2か月に、県内で認知された特殊詐欺の暫定件数18件のうち、半分の9件はキャッシュカードを狙ったもので、ほとんどが固定電話にかかってきたものです。

特殊詐欺が疑われる電話や訪問などがあった場合は、県警の特殊詐欺被害防止相談専用ダイヤル・0120(508)878番まで電話するよう呼びかけています。通話料は無料、番号は数字の語呂合わせで「これは、わなや」と覚えて下さい。

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