「社会を明るくする運動」の街頭啓発

2022年07月01日 20時36分

イベント社会福祉・医療

犯罪や非行からの立ち直りを支援する更生保護行政への一層の理解と協力を訴える「社会を明るくする運動」の街頭啓発が、けさ(7月1日)和歌山市のJR和歌山駅前で繰り広げられました。

啓発グッズを配る桂枝曾丸さん(左)と和歌山市の尾花正啓市長(右)ら(7月1日・JR和歌山駅)

これは、法務省や和歌山県、和歌山市、県・保護司会などが毎年行っている取り組みです。新型コロナウイルスの影響で、去年(2021年)、おととし(2020年)と和歌山駅での街頭啓発が中止となっていましたが、ことし(2022年)3年ぶりに復活しました。

午前7時半、JR和歌山駅前で、和歌山市出身の落語家で、18年連続で「社会を明るくする大使」を務める桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんや、社会を明るくする運動・和歌山市推進委員長で和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長をはじめ、和歌山保護観察所や、県・保護司会、BBS会などの構成メンバーらが、通勤・通学客にうちわやチラシなどの啓発グッズを配って、運動への協力を呼びかけました。

和歌山保護観察所の奥田幸生所長

午前8時からは、わかちか広場で式典が行われ、和歌山保護観察所の奥田幸生(おくだ・ゆきお)所長が「犯罪や非行をした人が立ち直るためには、地域社会の理解と協力が不可欠です。運動を通じて、更生保護行政の理念を地域に広げて欲しい」とあいさつしました。

式典であいさつする枝曾丸さん

続いて、社会を明るくする大使の枝曾丸さんが「コロナ禍によるマスク着用で、人の表情を見ない、距離を置く社会になっていますが、孤独な人を地域で生まないためには、私たち参加者が、普段の生活でもう一段おせっかいになって、近所同士で声を掛け合うことが大切です」と呼びかけました。

今月(7月)は運動の強調月間にあたり、期間中、枝曾丸さんを隊長とする「社明(しゃめい)キャラバン隊」が、県内でメディア出演などの広報活動を展開するほか、県庁でのパネル展や、和歌山BBS会主催の講演会、映画の上映会などが開かれる予定です。

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