東洋ライス・2022年3月期決算発表

2022年07月01日 20時36分

経済

「金芽米(きんめまい)」や「BG無洗米」などを手掛ける、和歌山市の東洋ライスは、このほど開かれた株主総会で、ことし(2022年)3月期の決算を発表し、売上高、当期純利益とも前年を下回りましたが、全体の売上げは100億円を超えたほか、社会貢献への寄付金の総額も1億2100万円に達するなど、一定の成果がみられたとしています。
   
東洋ライスによりますと、主力のコメ販売事業では、新型コロナの影響による業務用需要の減少や、去年の豊作による販売単価の下落が起こるなか、金芽ロウカット玄米は、コロナ禍での健康志向の高まりで量販店や通販を中心に好調な売上げを見せ、玄米商品のカテゴリーで4年連続売上げ1位を達成しました。

また、米粉事業では「金芽米の米粉パンケーキミックス」が、取り扱い量販店の増加や、通販の堅調な販売で、去年の2倍の売上げを達成しました。

一方、業務用米の需要回復から、BG無洗米の生産量が去年よりわずかに増えましたが、無洗米を精米する機械の製造は、東南アジアでの部品供給不足や半導体不足による遅れが響き、売上げが減少しました。

このほか、太陽光発電事業や社会奉仕活動などは順調で、当分の間は寄付などを続けていくことにしています。

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