「わかやま環境賞」の表彰式

2022年06月29日 16時57分

政治社会

環境保全の取り組みが他の模範となる和歌山県内の個人や団体を表彰する「わかやま環境賞」の表彰式が、きょう(29日)和歌山県庁の正庁(せいちょう)で開かれました。

受賞者の記念撮影(6月29日・和歌山県庁正庁)

これは、和歌山県が2002年度から行っているもので、21回目となる今回は、最も優れた取り組みの「わかやま環境大賞」に、荒れた里山を農地として再生し、有機栽培でのぶどう山椒づくりや、無農薬で循環型の桑の茶葉づくりを実践している、有田川町(ありだがわちょう)の「きとら農園」が選ばれました。

仁坂知事(右)から表彰されるきとら農園の新田社長(左)

表彰式では、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から、きとら農園代表の新田清信(しんだ・きよのぶ)さんに環境大賞の表彰状や楯が贈られたほか、わかやま環境賞や特別賞の表彰も行われました。

仁坂知事は「最近は、きとら農園のように、環境保全と地域活性化を両立させた事例が増えている。受賞者の皆さんには、今後も地域の環境保全のリーダーとして活躍して欲しい」と式辞を述べました。

大賞受賞の喜びを語る「きとら農園」の新田社長(左)と聞き手の中川アナウンサー(右)

きとら農園の新田さんは「とても光栄です。ぶどう山椒や桑の茶葉づくりをもっとアピールすることで、更なる需要の喚起や就農希望者の増加に繋げたい」と話しています。

わかやま環境賞には、橋本市の「伊都(いと)・橋本地球温暖化対策協議会」と、和歌山市立楠見西(くすみにし)小学校、田辺市の「大塔地球元気村(おおとう・ちきゅうげんきむら)実行委員会」が、特別賞には、上富田町(かみとんだちょう)の中松キミヨさんが、それぞれ選ばれました。

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