父の日のきょう（１９日）、白浜町のアドベンチャーワールドでは、お父さんパンダの永明(エイメイ)に、多くの子どもをもうけてくれたことへの感謝を込めて、雪だるまやリンゴなどがプレゼントされました。

この日、永明のために屋内運動場に用意されたのは、永明をモチーフにした雪だるまと、雪の上に竹を並べて書いた「いつもありがとう」のメッセージ、ブーケ状に束ねられた子どもの数と同じ１６個のハート形のリンゴなどで、プレゼントに気付いた永明が近くに座り込んで、大好物のタケノコとともに、リンゴなどをおいしそうに食べていました。

飼育スタッフの中谷有伽(なかや・ゆか)さん２７歳は「日頃から、永明の健康第一を心掛けている。プレゼントを喜んでくれたようで、ほっとした」と話していました。

永明は、１９９４年に中国から来たジャイアントパンダで、現在２９歳、人間の年齢では８０代後半に相当するということです。園で生まれた５組の双子を含む１６頭のお父さんで、飼育下での自然交配による繁殖の世界最高齢として知られています。