アユの「トントン釣り」古座川で解禁

2022年06月16日 16時20分

歴史・文化

古座川町の古座川の支流、小川(こがわ)の観光名所「滝の拝(たきのはい)」できょう(16日)、餌を使わず針と重りだけでアユを狙う伝統漁法「トントン釣り」が解禁されました。

滝の拝は岩を削るように川が流れ、滝周辺に川をさかのぼるアユが集まります。

「トントン釣り」はそのアユを狙って針を垂らし、水中で上下させて引っかけるもので、重りを川底に何度も当てる動作からその名前が付けられました。

解禁初日のきょう(16日)は、落差およそ8メートルの滝のそばからさおを伸ばす釣り人の姿が見られました。

「トントン釣り」によるアユ漁は、古座川漁協の組合員のみに許され、7、8月のピークを経て12月末まで続けられます。

古座川町に住み、小学生の頃から続けているという谷口清(たにぐち・きよし)さんは「アユが針にかかった時の感触が楽しくて毎年解禁の日に来ます。今日は数が少ないが、これからに期待したい」と話していました。

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