六十谷橋8か月ぶりに通行可に

2022年06月15日 18時46分

災害・防災社会

和歌山市の紀ノ川に架かる水管橋が崩落したことで、仮設の水道管が設置され通行ができなくなっていた県道の六十谷橋がきょう(15日)午前5時から通行できるようになりました。

通行が再開された六十谷橋(2022年6月15日午後2時頃)

きょうは、市の職員らが早朝から通行止めのバリケードなどを取り外し、午前5時に通行止めを解除しました。通行止めの解除後、さっそくトラックや乗用車などがおよそ8カ月ぶりに通行していました。また歩道も通行できるようになり、市民が利用していました。

修復された水管橋(手前)と六十谷橋

このうち、六十谷橋を渡り紀の川の河川敷で犬の散歩をしていた和歌山市弘西の土井憲四郎(どい・けんしろう)さん80歳は、「毎日、犬の散歩に来ていますが、六十谷橋を通れなくなってからは、隣りの橋を渡っていましたが、よく渋滞したので、通行が再開されてよかったです。きょうは、ニュースを聞いて喜んできました」と話していました。

六十谷水管橋の崩落事故をめぐっては、これまでに崩落した送水管や橋のアーチを取り換える修復工事が終わり本管による送水が行われています。市は、今回の事故を踏まえ、代替機能強化のため市内北部に浄水場を建設するかや新たな送水管を設置するかなどを検討しています。

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