【新型コロナ】県内64人感染 1人死亡41日ぶり

2022年06月14日 19時23分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(6/14)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに64人を確認したと発表しました。また感染した1人が死亡して死者の累計が118人となりました。

感染状況を説明する野尻技監(2022年6月14日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、就学前の幼児から80代までの男女64人で、きのう(6/13)より8人増えましたが、前の週の火曜日より49人減りました。また、県内の感染者の累計は、死亡した118人を含め4万3197人となりました。

直近一週間の人口10万人あたりの新規感染者は、和歌山県全体が、きのうより5・3ポイント下がって48・2人となり、1月13日以来、152日ぶりに50人を下回りました。

一方、県内で新たに、391例目と392例目のクラスターが認定されました。橋本保健所管内の小学校では、これまでに11人の児童の感染が確認されていて、きょう14日まで学級閉鎖の措置がとられています。また和歌山市では、非営利の民間団体で12人の感染者が確認されています。この団体のメンバー22人が、今月7日から9日にかけて東京で開かれた会議に出席していました。

また、新型コロナウイルスに感染して入院していた和歌山市の90代の女性が今月12日、新型コロナウイルス感染症で死亡しました。県内で感染者が死亡するのは、5月4日以来、41日ぶりです。死亡した女性は、先月(5月)初めから食欲がなく、先月27日頃から急激に体調を崩し、31日には、立てなくなり、脱水症状で医療機関に運ばれ、新型コロナウイルスの陽性が判明して入院していました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「第6波は、収束の出口に向かっているが、これまでのような感染者がゼロになる出口ではないと思う」と述べ、第6波の収束後も30人前後の感染者推移する可能性を指摘したほか、きょう死亡が発表された女性について、「複数の基礎疾患がある高齢者だったが、残念ながら、調子が悪くなった時に、すぐ医療機関を受診していなかった。周りの家族が薦めることも含め、早期の受診をお願いしたい」と呼びかけました。

きょう感染が確認された64人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が41人、橋本が8人、岩出が5人、御坊が4人、湯浅が3人、新宮が2人、田辺が1人、海南はゼロでした。

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