高野山で「青葉まつり」3年ぶりに空海の生誕祝う
2022年06月12日 17時34分
弘法大師空海(こうぼうだいし・くうかい)の生誕を祝う高野山(こうやさん)真言宗最大のイベント「青葉(あおば)まつり」が、3年ぶりに、きょう(12日)、高野町高野山で開かれ、総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)の周辺は、大勢の参詣客らでにぎわいました。
パレードの「花御堂(はなみどう)渡御(とぎょ)」は、正午に奥の院前を出発、「高野(こうや)ねぶた」を先頭に、幼少期の空海「稚児大師(ちごだいし)」の像を載せた小さな山車「花御堂」や、稚児大師役の男の子と4人の青葉娘(あおばむすめ)が乗る山車など、総勢およそ500人が、金剛峯寺前までの大通りおよそ1キロを練り歩きました。
まつりは、これまで、弘法大師の誕生日の6月15日に開催されてきましたが、おととし(2020年)から、原則として、6月の第2日曜に変更されました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、その年から2年連続で中止となり、今年(2022年)は、規模を縮小しましたが、3年ぶりに開催されました。まつりの名称は、若葉の薫る季節にちなんでいます。