瀞峡めぐり 川舟観光クルーズ、迫力と絶景で好評

2022年06月12日 16時50分

社会

和歌山、奈良、三重の県境を流れる北山川両岸の断崖と渓谷美を楽しむ「瀞峡(どろきょう)めぐり 川舟クルーズ」が好評です。

「瀞峡めぐり 川舟クルーズ」の船上からの瀞峡の景色

これは、休業したウォータージェット船による瀞峡遊覧に代わるかたちで、新宮市の「熊野川町ふれあい公社」が、今年(2022年)3月末から運航を始めたもので、国の特別名勝に指定されている瀞八丁(どろはっちょう)を中心に、吉野熊野(よしのくまの)国立公園の大峡谷(だいきょうこく)「瀞峡」を、7~8人乗りの川舟でめぐる観光クルーズです。

「瀞峡めぐり 川舟クルーズ」の様子

新宮市熊野川町の飛び地、玉置口(たまきぐち)の乗船場から舟に乗り込み、ガイドを兼ねる船頭の操縦で、北山川を下瀞(しもどろ)・上瀞(かみどろ)と遡(さかのぼ)り、両岸にそびえる高さ50メートルほどの断崖や巨岩、奇岩と、透き通る川の水などの渓谷美を楽しみ、乗船場に戻るおよそ10キロ、40分ほどの船旅です。乗船料は大人が3000円、完全予約制で、乗船には、熊野川川舟センターで予約が必要です。

ウォータージェット船の前身のプロペラ船の時代から50年以上、瀞峡めぐりに携わっている船頭のひとり、佐野健一(さの・けんいち)さん70歳は、「小舟だと狭いところも入っていけるので、ジェット船では見てもらえなかった場所も案内できる。瀞峡は最高のところなので、ぜひお越し下さい」と話しています。

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