丹生都比売神社で大護摩供

2022年06月10日 18時46分

歴史・文化

古くから密教や修験と関わりの深い、かつらぎ町の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社で、きのう(9日)護摩木(ごまぎ)を焚いて祈りを捧げる「大護摩供(おおごまく)」が営まれました。

四方に縄を張り巡らせて結界を設けた会場に、奈良県天川村(てんかわむら)の大峯山寺(おおみねさんじ)の山伏およそ30人が、ほら貝を吹き鳴らして入場しました。

天に向かって弓を射る儀式に続いて、直径およそ3メートル、高さおよそ2メートルの護摩壇(ごまだん)に点火し、一斉にお経を唱えました。

山伏たちは、太鼓とほら貝の音が響き渡るなか、願い事が書かれた護摩木を護摩壇に次々と投入し、白煙と炎が立ちのぼると、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」に登録された区域の寺社の関係者およそ100人や参拝者らが手を合わせ、世界平和と新型コロナウイルス感染症の早期終息を祈願しました。

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