「監督からパワハラ」提訴 和歌山南陵高校野球部

2022年06月09日 17時00分

スポーツ教育社会

日高川町にある和歌山南陵高校の野球部に所属していた男子生徒が、部の総監督のパワハラで精神的苦痛を受けたとして、運営する学校法人に対し、およそ560万円の賠償を求める訴状を大阪地方裁判所堺支部に送付したことが関係者の話でわかりました。学校法人の南陵学園側の代理人弁護士は、訴状の内容を確認してから対応を検討するとしています。

訴状などによりますと、生徒は、硬式野球部の主将で、高校2年生だった去年9月、部の総監督だった小野和利(おの・かずとし)理事長から「おまえ、ばかだな」とか「辞めろ」などと言われたと主張しています。生徒は主将を外され、去年10月に適応障害と診断され、部活動に参加できなくなったということです。その後、生徒は転校しました。

生徒らは去年12月、理事長の言動と生徒の体調不良との因果関係を認め、問題の解決を求める通知を出しました。

和歌山南陵高校では、教職員が、給与の一部が支払われていないとして、先月(5月)、ストライキを実施しました。

県によりますと、給与は、今月(6月)8日までに全額が支払われたということです。

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