梅振興議連総会 新会長に森山裕氏選出
2022年06月09日 18時43分
梅の生産を高め、販売を広げようと、和歌山県出身の二階俊博(にかい・としひろ)衆院議員らが発足させた「梅振興議員連盟」の総会がきのう(6/8)、参議院議員会館で開かれ、農林水産大臣を経験したことのある森山裕(もりやま・ひろし)衆院議員を新しい会長に選びました。
「梅振興議員連盟」の会長は、大島理森(おおしま・ただもり)前衆議院議長が務めていましたが、大島氏が衆議院議員を引退したあと、会長ポストは空席になっていました。
新たに会長に就任した森山氏は、二階氏が自民党幹事長時代に国対委員長を務めた経緯があり、梅振興議員連盟の幹事長を務める二階氏とともに、議員連盟を運営していくことになりました。
総会で、梅振興議員連盟幹事長の二階氏は「梅は国民の健康にとって大事な食べ物。その振興のために頑張りたい」と挨拶し、新しい会長に選ばれた森山氏は「二階幹事長や皆さんのご指導をいただきながら、しっかりやっていきたい」と意気込みを語りました。
梅振興議員連盟は毎年、振興策を決議としてまとめ、政府に施策の実現を求めていますが、この日の総会では、去年の提案に回答する形で、農林水産省の担当者が、梅の安定生産の技術改善の支援策やスマート農業の実施状況などの現状を報告しました。
また、和歌山県のみなべ町をはじめ、埼玉県越生(おごせ)町、神奈川県小田原市など梅の生産地などから現状報告や要望事項などが発表され、最後に、会長の森山氏や幹事長の二階氏らが梅酒づくりのデモンストレーションを行い、梅振興について政治的にバックアップしていくことをアピールしていました。