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「梅の日」海南市の中野BCで梅酒の仕込みはじまる

2022年06月06日 18時58分

歴史・文化社会経済

梅の収穫が盛んになる6月6日を「紀州梅の会」が「梅の日」と制定しています。梅の日のきょう(6日)海南市(かいなんし)の酒造大手・中野BC(ビーシー)株式会社では、ことし(2022年)も紀州南高梅(なんこううめ)を使った梅酒の仕込みがはじまりました。

ホーロー製タンクに紀州南高梅を投入する蔵人たち(6月6日・海南市・中野BC株式会社)
熟成タンクへの梅の投入作業

けさ、中野BCには、みなべ町などで収穫されたばかりの紀州南高梅がトラックで次々と運ばれ、早速、水できれいに洗った梅の実を、蔵人(くらびと)たちが、高さ4・2m、直径2・6mのホーロー製の熟成タンクの上から次々と投入し、うっすらと紅をさした南高梅の果実からただよう甘酸っぱい香りに包まれました。初日のきょうは、およそ10トンの梅の実をタンクに漬け込むことにしています。

梅酒杜氏の山本佳昭さん

中野BCの梅酒の責任者「梅酒杜氏(うめしゅとうじ)」の山本佳昭(やまもと・よしあき)さんは「よりすぐった和歌山原産の南高梅による酸味を引き出した梅酒に仕上げます。梅の日のきょう仕込みが始められたことに感謝し、蔵人一同、ことしもしっかりと梅酒造りに励みます。コロナ禍もあり、健康増進の面でも、和歌山産の梅酒を多くの人に味わって欲しい」と話していました。

水洗いされる紀州南高梅

中野BCでは、これからおよそ1か月にわたって梅の漬け込み作業を行い、漬け込んだ梅酒の一部は、ことし12月に、新酒「中野梅酒 NOUVEAU(ヌーボー)」として出荷される予定です。

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