立憲民主・県連新代表に山本氏「参院選候補者擁立厳しい」
2022年06月05日 17時27分
立憲民主党和歌山県連の第2回定期大会が、きょう(5日)、和歌山市の和歌山城ホールで開かれ、去年(2021年)末辞任した谷口和樹(たにぐち・かずき)県連前代表の後任に、和歌山市議会議員の山本忠相(やまもと・ただすけ)県連代表代行が就任しました。任期は2年間です。
きょうの定期大会では、県連執行部から、山本代表代行を代表に、副代表に有田市出身で国際人権NGO理事の要友紀子(かなめ・ゆきこ)氏、幹事長に九度山町議会議員の井上崇(いのうえ・たかし)氏などとする新体制が提案され、賛成多数で承認されました。
山本新代表は、この夏の参議院選挙について「公示日までに立憲民主党の公認候補を和歌山で擁立することは大変厳しい状況」と述べ、比例代表の候補者の支援に力を入れる方針を示し、党員や支持者に理解を求めました。
続いて開かれた参議院選挙の決起集会では、党の代表代行を務める逢坂誠二(おうさか・せいじ)衆議院議員が講演し「立憲民主党の掲げるありとあらゆる政策は、どんな状況下でも国民の暮らしを守る、生活安全保障に基づくものだ」と強調しました。
講演後、記者の質問に応じた逢坂代表代行は、参議院選挙で和歌山県から党の公認候補の擁立が難しい状況について「現状では大変厳しいが、県連とも相談しながら諦めずに取り組みたい」と述べました。また、和歌山県の共産党の新人候補への推薦について逢坂代表代行は「可能性の高いところについては調整を行うことになるが、いまの時点では何とも言えない」と述べました。