【新型コロナ】新規感染133人 クラスター3例確認

2022年06月03日 18時49分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(6/3)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに133人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した117人を含めて4万2427人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年6月4日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの男女133人で、きのう(6/2)より51人増えた一方、前の週の金曜日より33人減りました。

現在、入院しているのは75人、コロナ用病床の使用率は12・2%で、酸素投与が必要な重症者は5人、このうち国基準の重症者が20日ぶりに1人いて、自宅やホテルで療養している人は604人となっています。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより3・6ポイント下がって75・9人となり、11日連続で減少しています。また、県全体の数値が80人を下回ったのは、1月15日以来、139日ぶりです。

また、県内では、きょう、382例目から384例目まで3つのクラスターが認定されました。

和歌山市の幼稚園では、同じクラスの園児6人の感染が確認され、あさって5日まで当該のクラスが閉鎖されているほか、和歌山市のこども園では、園児と職員あわせて5人の感染が確認されていて、今月(6月)8日まで当該のクラスが閉鎖されています。

また、湯浅保健所管内の高校では、同じ運動部の生徒11人の感染が判明し、あさってまで当該の部活動が休止となっています。このケースでは、運動部の生徒がバスで県外遠征に出た経緯があり、遠征先で宿泊していました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、きょうの感染者数が133人となったことについて、「5月に入り、土日に感染して潜伏期間があり受診して判明するという流れになっていて、金曜日に感染者数が増える傾向にある」とした上で、今後の見通しなどについて、「県民の皆さんが基本的な感染対策をとってくれれば、一日の感染者数は、100人前後で推移するのではないかと推定している。ただ、介護施設に通う高齢者に陽性者が出ていて、クラスターにならないか心配している。ワクチンの3回接種をしても、感染を完全に防ぐことはできないので、引き続き気を緩めずに感染対策を行ってほしい」と訴えました。

きょう感染が判明した133人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が78人、岩出が19人、湯浅が13人、橋本が9人、御坊が5人、田辺が4人、海南が3人、新宮が2人となっています。

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