和歌山市、6地域で地域バスの実証実験

2022年06月02日 18時33分

交通社会

和歌山市は、新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込んでいる公共交通を支援したり、バスが廃止になるなどして交通が不便な地域を対象に、地域バスの実証実験をすることになりました。市では実証実験などにかかる経費を今月(6月)9日に開会する市議会6月定例会に提案します。

市によりますと今回実証実験するのは、和歌山市の東南部や北部地域など6つの地域で、路線バスが廃止になったり、鉄道の最寄り駅まで離れている地域です。

市では、公共交通機関がない地域で、既存の公共交通機関までのアクセスを整備し、買い物や通院、通学などに役立ててもらえるよう、地域を巡回するバスの運行について実証実験することにしています。市では今年11月ごろから実証実験をしたい考えです。また現在運行している地域バスについて100円で利用できるよう補助することも検討していて、今期の市議会に関連費用を提案します。

市ではきょう(2日)市長や県や公共交通機関の事業者、市民の代表らが集まった会合を持ち、実証実験などについて説明しました。

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