6月県議会開会・35億円あまりの補正予算案提出
2022年06月02日 17時47分
和歌山県は、新型コロナウイルス対策や、原油高に伴う県民への支援策などを盛り込んだ、一般会計で総額35億円あまりを増額する補正予算案を、きょう(2日)開会した6月定例県議会に提出しました。
6月補正予算案の主な内訳は、所得の低い子育て世帯に一律5万円の生活支援特別給付金を支給する事業費や、燃料費の高騰で経営が厳しい県内のバス・タクシー事業者へ燃料費の一部を負担したり、原油高によるハウス栽培農家への支援を行う事業費が含まれています。このほか、飼料が高騰している畜産農家への支援も行うとしています。
一方、教育関連では、県立の特別支援学校に通う児童・生徒の保護者に対し、学校給食の食材高騰による保護者の負担増加をカバーするための補助も行うとしています。
きょうの本会議で、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「和歌山の衰退を食い止めるには地域に投資を呼び込み再生産を促し、活力を取り戻す必要がある」と説明しました。
6月定例県議会は、あす(3日)も本会議が開かれ、そのあと、一般質問が今月(6月)10日と、13日から15日までの4日間、16日からは常任委員会での審議がそれぞれ行われます。20日と21日に再び本会議が開かれ、委員長報告や討論・採決などが行われます。
和歌山放送ラジオでは、あすと、一般質問の日、それに最終日21日のいずれも午後9時半から、6月定例県議会のもようを録音ダイジェストでお伝えします。