災ボラで協定締結 和市社協×和大共創センター
2022年05月31日 19時10分
和歌山市社会福祉協議会と和歌山大学の災害科学・レジリエンス共創センターは災害ボランティアの活動で協定を結ぶことになり、きょう(5/31)、和歌山市で調印式が開かれました。
これは、和歌山市社会福祉協議会が、去年2月、和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターとともに、災害ボランティアの設置運営対応訓練を行ったのをきっかけに、1年かけて連携の在り方を検討し、締結したものです。
協定では、平常時には、学生の災害ボランティアを育成するための教育や、研修・訓練などを行い、災害時には、災害ボランティア活動を行うための拠点の設置や、情報の相互提供などを行うことが盛り込まれています。
きょう午後、和歌山市のあいあいセンターで開かれた調印式では、和歌山市社会福祉協議会の森田昌伸(もりた・まさのぶ)会長と、和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターの塚田晃司(つかだ・こうじ)センター長が、それぞれ協定書に調印しました。
調印式で挨拶した森田会長は、「待ちに待った協定の締結。コロナ禍で、災害時に他府県へのボランティア派遣ができない中、今回の協定を結ぶことができ、心強くありがたい。私たちも研鑽し、学生さんにも負けないよう努力していきたい」と述べました。
また、塚田センター長は、「災害と言うと、地震や水害が連想されますが、去年10月の大規模断水は、災害を身近なものであると感じる良い機会となり、地域に住む学生にとって、水を運ぶボランティアに参加するなど、良い経験になりました。今後、地震・津波や風水害の発生が懸念される中、和歌山大学も地域の一員として、互いに連携していく体制を作っていきたい」と挨拶しました。
和歌山市社会福祉協議会では、今後、協定を締結した和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターと、去年12月に協定を締結した和歌山青年会議所との3者で、年内にも合同訓練を行うことにしています。