JR「サイクルトレイン」、自転車活用推進功績者表彰受賞

2022年05月29日 17時46分

交通社会

JR西日本の「きのくに線サイクルトレイン」の取り組みが、国土交通省の自転車活用推進功績者表彰を受賞し、このほど表彰式が行われました。

この賞は、自転車の活用の推進に顕著な功績があった個人または団体を表彰しているもので、今年度で5回めです。

「きのくに線サイクルトレイン」は、県南部の紀勢線沿線およそ150キロの区間で、予約や追加料金なしに、自転車を解体したり折りたたむことなく、車両内に持ち込めるサービスです。これを全曜日で実施しているほか、モデルコース設定などの誘客強化で乗客数が増加したことが受賞につながりました。

JR西日本では「これからも、サイクルトレインを魅力あるものに育て、地域の活性化に貢献したい」というコメントを発表しました。

JR西日本の「サイクルトレイン」の取り組みは、去年(2021年)9月から紀伊田辺・新宮間で実証実験を始め、12月からは通年の実施を開始、今年(2022年)4月からは利用区間を御坊・新宮間に拡大しました。また、この間に、新宮駅の階段スロープやサイクルラック、無人駅の足元乗車位置などの整備も行われています。

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