橋本市の南海高野線、小原田(おはらた)車庫内での特急車両の脱線事故の影響で、運休している特急こうや・りんかんについて、南海電鉄は、あす（３０日）も運休すると発表しました。

これは、今月（５月）２６日の深夜に、営業運転を終えた特急車両を回送列車として小原田車庫に入庫した際、運転士の信号の確認不足などにより、２両の車両の一部が脱線したものです。この事故によるけが人などはありませんでした。

この事故に伴い、南海では、２７日から、高野線のすべての特急こうや・りんかんを運休にして、脱線、損傷した特急車両を、他の車両の出庫に支障がない場所へ移動させる作業を行っています。

しかし、作業が完了していないとして、あす（３０日）も特急を運休すると発表しました。そして、あさって（３１日）以降の運転計画は、改めて発表するとしています。