【高校野球】春の近畿大会、智辯和歌山優勝

2022年05月29日 17時55分

スポーツ

春の近畿高校野球大会は、きょう(29日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、智弁和歌山と大阪桐蔭で決勝戦が行われ、3対2で智弁和歌山が勝ち、16年ぶり3回目の優勝を決めました。

決勝戦は、去年(2021年)の選手権大会優勝校の智弁和歌山と、今年(2022年)の選抜大会優勝校の大阪桐蔭の対戦となり、紀三井寺公園野球場は、多くの高校野球ファンが詰めかけました。

試合は初回、智弁和歌山の山口(やまぐち)選手が、大阪桐蔭の先発左腕・前田(まえだ)投手から、先頭打者ホームランを放ち、先制しました。智弁和歌山は、その後、2本のヒットとフォアボールで、満塁のチャンスをつくり、7番・坂尻(さかじり)選手の内野ゴロを、相手ショートが捕球と送球をエラーし、その間に2者が生還、3点のリードを奪いました。

大阪桐蔭も、智弁和歌山先発の左腕、吉川泰地(よしかわ・たいち)投手を攻めて、1回と3回に1点ずつを返し、3対2と追い上げました。

4回以降、智弁和歌山の中谷仁(なかたに・じん)監督は、右の西野(にしの)、左の橘本(きつもと)両投手を1イニングずつ投入する小刻みな継投をみせ、6回から登板した武元(たけもと)投手が、大阪桐蔭の反撃を無得点で抑え、結局3対2で、智弁和歌山が勝ち、春の近畿大会を、16年ぶりに制しました。

優勝した智弁和歌山の中谷監督は、「きょうの結果どうこうではなく、夏に向けて、しっかりとやりたい」と話しました。先頭打者ホームランを放った智弁和歌山の山口滉起(やまぐち・こうき)選手は、「打ったのは、インコースの甘いスライダー。初球から、積極的に打ったのが結果につながって良かった」と話し、岡西佑弥(おかにし・ゆうや)主将は、「大阪桐蔭に勝ったのは、夏に向けて大きな自信になったが、自分たちの目標は夏に連覇することなので、過信することなく、すべてにレベルアップするために練習していきたい」と話していました。

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