和歌山放送の第６７４回番組審議会がきょう（２５日）開かれ、毎月第２日曜日の午前１１時２５分から放送している「亀山直美の、ごきげんよう」について審議が行われました。

この番組は、全盲の亀山直美（かめやま・なおみ）さんをパーソナリティーに迎え、亀山さんが普段思っていることや、健常者に対して伝えたいこと、知ってもらいたいことを月替わりのテーマに沿ってお話し頂く番組で、きょう（２５日）の審議会では、「耳で味わうテレビ」をテーマにした今月８日放送分について意見交換しました。

出席した委員からは「また聴きたいと思わせる明るい雰囲気の楽しい番組」「亀山さんの伝えたいという気持ちがあふれているまさにラジオらしい番組だ」「視覚障がい者が、テレビのアニメを副音声の解説放送で楽しんでいるとか、スマートフォンの音声認識アプリが非常に進化していることなど、バリアフリー社会への取り組みが詳しく紹介されている」などの意見がありました。

一方で「主なリスナー層を意識して、健常者が見過ごしてしまいがちな情報を　もっと伝えて欲しい」「身振り・手振りがいかにコミュニケーション手段として重要か、というのを思い知らされた」などといった意見も出されました。