「わかやま森林と樹木の日」記念式典、煙樹ヶ浜で

2022年05月22日 17時41分

社会


晴天に恵まれたきょう(22日)、美浜町の煙樹(えんじゅ)海岸多目的広場で、「わかやま 森林と樹木の日」記念式典が行われました。

あいさつする仁坂吉伸知事

これは、県が、2011年に県内で開かれた「全国植樹祭」を記念し、開催日の5月22日を「わかやま森林と樹木の日」として、記念式典を開いているものです。

式典では、県内で、森林や樹木を守り、育てる活動で、特に功績があった個人や団体を讃える「県緑化功労賞」の表彰が行われ、「緑の募金活動」などに積極的に参画し、地域の緑化活動に貢献している「有田市みどりの少年団」と、ウバメガシなどの育成や保全活動、耕作放棄地への植樹活動を行っている「みなべ川森林組合」に、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から、賞状や記念品がおくられました。

受賞した「有田市みどりの少年団」の宮本美鈴(みやもと・みすず)さんは、「子どもの頃も、親の立場としても長く参加してきました。子どもたちが緑にふれることができる機会を作りたいです」と話し、「みなべ川森林組合」の田中昭彦(たなか・あきひこ)さんは、「世界農業遺産『みなべ・田辺の梅システム』に深く関わるウバメガシの植樹には、青年や大学生も協力してくれています。これからもますます取り組みに力を入れていきたいです」と話していました。

記念植樹のようす

このあと、仁坂知事や関係者が、オガタマノキとクロマツを記念植樹しました。

記念式典は、全国植樹祭の翌年から毎年開かれてきましたが、去年(2021年)とおととし(2020年)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で屋外での式典は中止され、知事室で表彰だけが行われました。県では「全国植樹祭」を機に「森林や樹木を守り育てる条例」も制定しています。

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