「和歌山いのちの電話」相談員養成講座 開講
2022年05月21日 18時23分
1人で悩む人に耳を傾け、自殺を未然に防ぐ電話相談ボランティア「いのちの電話相談員」を養成する講座が、きょう(21日)和歌山市ではじまりました。
「いのちの電話」は「いつでも・誰でも・どこからでも」を基本理念に、全国に50の相談センターが開設されていて、そのうち「和歌山いのちの電話」は、現在およそ130人のボランティア相談員が交代で、365日休まず、電話相談に当たっています。
電話相談員になるためには、和歌山いのちの電話協会が主催する養成講座を受講し、適正面接を受け、面接合格者のみが受けられる実習を修了後、およそ1年間「準電話相談員」として活動し、認定審査を経て正式に電話相談員として活動できます。
きょうは、相談員への第一歩となる「第38期 電話相談員 養成講座」の初回を迎え、和歌山市の中央コミュニティセンターには、相談員を希望する20歳代から60歳代までの24人が集まり、いのちの電話の歴史や使命について学びました。
和歌山いのちの電話協会によりますと、昨今 有名人の急死報道が相次ぎ、行政や報道機関が繰り返し相談窓口の電話番号をアナウンスしていることなどから認知が広がり、去年(2021年)と今年(2022年)は例年と比べて応募者が増えているということです。
和歌山いのちの電話協会事務局の担当者は「無理のない範囲で長く活動してもらえたら。悩む人に寄り添いたいという志をもったみなさんと一緒に頑張っていきたい」と話していました。
もしも、誰にも相談できない悩みや不安を抱えて困っているときには、和歌山いのちの電話 073ー424ー5000 に相談してください。時間は午前10時から午後10時まで、 年中無休で受け付けています。