「少林寺拳法展」わかやまスポーツ伝承館で開催中
2022年05月21日 18時22分
和歌山市本町のフォルテワジマ3階にある「わかやまスポーツ伝承館」で、少林寺拳法の魅力を紹介する「少林寺拳法展」が開かれています。
少林寺拳法は、あらかじめ決められた技を演じる「演武」と防具を身に着けてお互いに技をかけあう乱取り=「運用法」の2種目があります。
技は、突きや蹴りなどの攻撃に対して受けて反撃する技=「剛法」と、手首や衣服などをつかまれたときに抜いたり関節の逆をとったりする技=「柔法」があり、護身術として構成されています。
会場には、少林寺拳法の誕生秘話やルールが記載された説明パネルをはじめ、式典や演武のときに着用する「法衣」や試合で着用する「道衣」、大会優勝メダルなど40点が展示されています。
伝承館によりますと、少林寺拳法は日本の武道家 宗道臣が、第二次世界大戦後の日本で、荒れ果てた社会や夢を持てない人の姿を目にし、「平和で物心共に豊かな社会をつくりたい」という思いから、1947年に香川県で活動を始めたものです。創始から20年経たずして海外での普及も始まる人気ぶりで、現在、少林寺拳法を学べる道場は和歌山市内だけで18あるということです。
伝承館の江川哲二館長は「少林寺拳法は中国が発祥だと思っていたが、香川県が発祥の地だと知って驚いた。そういった歴史も表にまとめているので楽しんでもらえたら」と話していました。
「少林寺拳法展」は、来月(6月)16日まで、和歌山市本町・フォルテワジマ3階の和歌山スポーツ伝承館で開かれています。時間は午前10時から午後7時(最終入館は18時30分)までで入場は無料です。