【新型コロナ】新規感染278人感染 クラスター3件

2022年05月17日 18時07分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(5/17)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに278人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した117人を含めて3万9673人となりました。

記者会見で感染状況を説明する野尻技監(2022年5月17日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの男女278人で、きのう(5/16)より158人増え、前の週の火曜日より40人増加しました。

現在、入院しているのは181人で、コロナ用病床の使用率は29・5%、このうち、酸素投与が必要な重症者は4人、自宅やホテルで療養している人は1514人となっています。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより4・3ポイント上がって194人ちょうどとなり、2日ぶりに増加に転じました。

こうした現状について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「いまの感染状況は、連休後半からの流れが続いている。県民の6割程度がワクチンの3回接種を受けているので、爆発的な感染拡大は抑えられるかもしれないが、感染が集団に持ち込まれると、再度、爆破瑠する可能性はある」と指摘しました。

また、県内では、きょう、357例目から359例目まで3つのクラスターが認定されました。

このうち、御坊保健所管内の保育所では、これまでに園児と職員あわせて5人の感染が判明しているほか、橋本保健所管内の老人福祉施設では、入所者6人の感染が判明し、当面の間、新規の入所と退所が停止となっています。

また、和歌山市内の病院では、同じ病棟の入院患者と職員らあわせて17人の感染が判明していて、きのう(5/16)から当該病棟の新規の入院と退院を停止し、外来は通常通り、行っています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「きょうは、医療・介護・福祉の現場でクラスターが発生している。特にワクチンを接種済みだと、感染しても症状が軽いので、わかりにくいので、施設職員の皆さんには、咽頭痛や咳などの症状に十分、注意して、出勤せずに検査を受けるようにしてほしい」と呼びかけました。

なお、きょう感染が判明した278人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が154人、海南が3人、岩出が35人、橋本が13人、湯浅が19人、御坊が14人、田辺が27人、新宮が12人、県外が1人となっています。

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