補陀落山寺で渡海上人を供養

2022年05月17日 16時58分

社会

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する那智勝浦町の補陀落山寺できょう(17日)小舟で海のかなたにある浄土を目指したとされる「渡海上人」と呼ばれる僧たちの供養が営まれました。

きょう(17日)は本堂での法要ののち、裏山にある上人らの墓前で髙木智英(たかぎ ちえい)住職40才が読経しました。

髙木住職は「上人信仰を後世に伝えたい。ロシアウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染症が早期に終息するよう、併せて祈願しました」と話していました。

寺によりますと、平安時代から江戸時代までに、近くの浜から浄土に向けて20人以上が旅だったといい、船に乗った僧は、わずかな食べ物と、水に明かり用の油を載せ、経を唱え続けたということです。

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