森の闇に光るキノコ、那智勝浦町で幻想的な姿
2022年05月15日 14時23分
那智勝浦町で、光るキノコ「シイノトモシビダケ」が光り出す季節となり、観察会で夜の森を訪れた人たちが幻想的な姿を楽しみました。
このキノコは、那智勝浦町の森に自生する、かさの直径が1センチから2センチ程度の小さなキノコで、青みがかった緑色の光を放ちます。
那智勝浦町宇久井(うぐい)にある環境省の「宇久井ビジターセンター」を拠点に活動する「宇久井、海と森の自然塾」が毎年開いている観察会をきのう(14日)からスタートし、この日は、地元から9人が参加し、森の中で、100個ほどの光るキノコを見つけました。
雨のあとの、蒸し暑い夜に多く見られるということで、ガイドを務めた西垣内茂(にしがいと・しげる)さん82歳は「都会では見ることができない、淡い自然の光を楽しんでほしい」と話しています。
観察会は、7月9日までと、9月3日から24日までの土曜日の夜に開催されます。問い合わせや申し込みは、「宇久井ビジターセンター」0735・54・2510までとなっています。