海南市役所にドローン隊結成 平時も災害時も活用
2022年05月11日 18時43分
災害時だけでなく、日常的にもドローンを活用して仕事の効率化を図ろうと、このほど海南市役所内にドローン隊が結成され、運用が始まっています。
海南市では、災害時への対応にドローンが必要として導入を考える中で、日常的な使用方法についても検討を重ねて20万円相当のドローン1機を購入し、今年(2022年)3月、ドローン隊を結成しました。
海南市役所のドローン隊は、都市整備課や産業振興課、危機管理課や消防本部など、市役所内8つの課に所属する20代から40代までの若手職員9人で構成されていて、9人は、いずれも、講習を受けたあと10時間以上の飛行経験を経て得られる、国土交通省航空局が指定する管理団体発行のライセンスを取得しています。
ドローン隊は、すでに、施設工事などの進捗状況を空から俯瞰的に見て正確に把握したり、屋根や橋梁などの点検に際してはしごをのぼって目視するような危険な作業を避けるために活用しているほか、東京などの遠隔地に住む空き家の所有者に現状を伝えるための手段としてドローンを活用することにしています。
海南市によりますと、和歌山県内では、これまでに串本町の消防本部と由良町でドローンを使った日常業務が行われているということです。