国内最小トンボが羽化 古座川町

2022年05月11日 18時40分

歴史・文化社会

古座川町直見(ぬくみ)地区の大谷湿田(おおたにしつでん)で国内最小とされるハッチョウトンボの羽化が始まっています。

ハッチョウトンボは、生息に適した湿地が少なくなり、県の準絶滅危惧種に分類されています。

古座川町では天然記念物に指定し、1992年に大谷湿田の自生地の休耕田およそ1500平方メートルを買い取り、周囲に柵と網を設けて保護を続けています。

体長およそ2センチで、体が雄は赤色、雌は黄褐色になり、7月下旬ごろまで飛んでいる姿を見ることができます。

町教育委員会は「小さく貴重な生き物で大事に守っている。見つけたら、そっと観察してほしい」と話しています。

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