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県教委などが経済5団体に高卒新規求人拡大を要望

2022年05月09日 16時03分

政治教育社会経済

和歌山県と県教育委員会、それに和歌山労働局は、きょう(9日)県内の経済5団体に対して、来年(2023年)春に高校を卒業する生徒の新規求人を拡大するよう要望しました。

県商工会議所連合会の田中常任幹事(右)に要望書を手渡す県教委の宮﨑教育長(左)(5月9日・ダイワロイネットホテル和歌山)

これは、7月1日から県内の高校に求人が提示されるのを前に、生徒の進路を確保し県内企業への就職を促そうと、県や県教育委員会、和歌山労働局などが、毎年、県内の経済団体に高卒予定者の求人枠の拡大や、求人票の早期提出などを要望しているものです。

きょう午前、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で、県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長と、県の寺本雅哉(てらもと・まさや)商工観光労働部長、それに和歌山労働局の小島敬二(こじま・けいじ)局長らが出席して、県・商工会議所連合会の田中一壽(たなか・かずとし)常任幹事や、県・経営者協会の児玉征也(こだま・せいや)専務理事ら経済5団体の代表者に要望書を手渡しました。

県教育委員会などによりますと、この春、県内の高校を卒業した生徒の内定率は、3月末現在で99・6%で前の年より1・3ポイント上回っています。このうち、県内で就職した生徒は78・6%で、3年前の78・7%に次ぐ水準に回復していますが、全国平均の80%台よりは低くなっています。

県や県教育委員会では、経済団体などと連携して、高校生向けの就職ガイダンスを、今月(5月)から来月(6月)にかけて、県内各地で開催する予定です。

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