【新型コロナ】新規感染181人感染 クラスター5件

2022年05月06日 18時38分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(5/6)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに181人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した117人を含めて3万6897人となりました。

感染状況を説明する野尻技監(2022年5月6日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から80才代までの男女181人で、きのう(5/5)より30人増え、前の週の金曜日より61人減りました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより6・6ポイント下がって117・6人となり、7日連続で前日を下回りました。

また、きょう、県内で330例目から334例目までの5つのクラスターが認定されました。一日に5件以上のクラスターが確認されたのは、2月14日に6つのクラスターが認定されて以来、81日ぶりです。

このうち、和歌山市の高校では、運動部の生徒6人の感染が判明し、きょうまで部活動が休止となっているほか、田辺保健所管内では、地域の運動クラブで所属する6人のこどもが感染し、今月10日までクラブの活動が休止となっています。このケースでは、練習試合の際、バスの中で昼食をとったのが感染を広げた要因とみられています。

また、海南保健所管内の障害者支援施設では、利用者と職員あわせて9人の感染が確認され、今月15日までサービスが休止となっているほか、新宮保健所管内のグループホームでは、入所者と職員あわせて6人の感染が判明し、今月1日から新たな入所と退所をとめています。

また、御坊保健所管内のこども園では、5人の園児の感染が確認され、あす7日まで休園となっています。

こうした状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「高齢者、障害者に接する機会のある人は、少なくともワクチンを3回接種してほしいし、運動部関連でクラスターになりそうな事例がほかにもあるので、マスクを外す機会が多い運動には、十分、留意してほしい」と呼びかけました。

また野尻技監は、帰省による感染者も増えているとして、来週以降の感染者数の動向に注意が必要との見方を示しました。

きょう感染が判明した181人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が75人、海南が8人、岩出が17人、橋本が31人、湯浅が18人、御坊が6人、田辺が19人、新宮が4人、県外が3人となっています。

現在、入院しているのは135人で、コロナ用病床の使用率は22%ちょうど、自宅やホテルで療養している人は893人となっています。

なお、和歌山県はきょう、県内のコロナ用病床を8つ増やして、614床としました。病床を増やしたのは、和歌山市内の医療機関で、県は、入院の必要な高齢者が和歌山市に多いことなどを理由に挙げています。

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