和歌祭四百年・記念花火大会

2022年05月04日 07時10分

イベント歴史・文化

紀州東照宮の例大祭「和歌祭(わかまつり)」が、ことし(2022年)400年を迎える事を記念した花火大会が、昨夜(3日)和歌山市の和歌浦(わかうら)漁港で行われました。

和歌浦漁港に打ち上がった花火(5月3日・和歌山市新和歌浦)

和歌祭は、徳川家康(とくがわ・いえやす)をまつる和歌浦の紀州東照宮が、毎年5月の第2日曜日に行っている例大祭で、東照宮が創建された翌年の1622年から始まり、ことしで400年を迎えます。花火大会は和歌祭四百年を記念して、祭の実行委員会が企画したもので、和歌浦で花火が上がるのは、およそ60年ぶりのことです。

昨夜は、多くの市民が夕闇の和歌浦漁港に集まり、午後7時20分ごろ、全員でのカウントダウンを合図に、堤防からおよそ1000発の花火が打ち上げられ、和歌祭四百年を祝いました。

車いすに乗って妻と訪れた地元の77歳の男性は「60年前にも見ましたが、迫力があって良いですね。若い頃は子ども土俵入りの世話をしたり、渡御行列(とぎょぎょうれつ)で百面(ひゃくめん)や母衣(ほろ)にも参加しました。足が悪くなってしまいましたが、今でも、東照宮での神輿(みこし)おろしは必ず見に行きます」と目を輝かせて語りました。

和歌祭は5月15日に本番を迎え、ことしは俳優の松平健(まつだいら・けん)さんを特別ゲストに、和歌山城の周辺で渡御行列が繰り広げられます。

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