和歌山市こども医療費助成、8月から所得制限撤廃

2022年05月04日 09時00分

社会福祉・医療

和歌山市は、こどもの医療費助成に設けていた所得制限を、8月から撤廃することになり、申請が必要な人に対し、今月(5月)9日付で案内を郵送することにしています。

和歌山市では、現在、一定の所得制限を設けた上で、0歳から15歳までの、通院や入院にかかる医療費を無料としていますが、保護者の所得に関係なく医療費の助成が受けられる環境を整備することで、子育てしやすい街づくりを推進しようとことし(2022年)8月から所得制限を撤廃することにしたものです。

和歌山市こども家庭課によりますと、現在の所得制限は、こどもを含む扶養家族の人数によって変動しますが、おおむね600万円前後となっていて、和歌山市に住む0歳から15歳までのこども4万人余りのうち、この対象となるのは、全体のおよそ12%にあたる5088人となっています。

追加で必要になる経費は、8月以降の8か月間でおよそ9600万円、年間の総額は11億4900万円となります。

市では、申請が必要な人に対し、今月9日に案内を郵送し、来月(6月)末までに申請するよう呼びかけることにしています。そして、8月の診療分から適用できるよう受給者証を送付することにしています。

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