大型連休後半は天気が良く、各地でイベントにぎわいそう

2022年05月01日 17時25分

社会経済

前半はあいにくの空模様となった今年の大型連休ですが、和歌山県では、後半は、晴れて、イベントや行楽日和となりそうで、3日の白浜町の海開きや和歌山市の和歌浦花火、5日の九度山町の真田まつりや和歌山市の音楽大行進など、各地ともにぎわいそうです。

3日の憲法記念日の祝日は、白浜町の白良浜(しららはま)海水浴場で、本州で一番早い海開きが行われます。午前10時からの神事に続き、海に向かってテープカットし、初泳ぎが行われます。白良浜では、2016年までは、毎年5月に海開きをしていましたが、ライフセーバーなど監視員不足から、2017年から3年間は、7月に海開きを遅らせました。その後、5月に海開きを戻そうとしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ここ2年は、海開きを見送り、6年ぶりに5月3日の海開きとなります。この日は、レスキュー隊のデモンストレーションやフラダンスなどのイベントも行われます。

日本で唯一の飛び地の村、北山村の観光筏下(いかだくだ)りが、今月3日から運航が始まります。筏流しは、かつて、切り出した木材を港がある新宮市まで運ぶ手段でしたが、トラック輸送が主体となって廃れました。北山村では、筏流しの技術の継承と、観光目的で、1979年に観光筏下りとして復活させました。筏下りは、北山村の音乗(おとのり)から小松(こまつ)までの北山川を筏師(いかだし)の櫂(かい)さばきだけで、およそ70分かけて下る人気のアトラクションです。観光筏下りは、5月と6月は、土曜・日曜・祝日のみ、7月から9月は木曜を除く毎日、午前9時発と午前11時半発の1日2便運航されます。乗船は完全予約制で、先月(4月)1日から予約の受付が始まっています。

また、和歌山市の和歌浦漁港「おっとっと広場」では、大型連休期間中(8日まで)、地元で水揚げされた新鮮な魚介などを使った丼(どんぶり)やラーメンなどを提供する「丼まつり」が行われていますが、3日から5日は、夜市も開催されます。そして、3日は、午後7時から、和歌祭(わかまつり)四百年式年大祭(しきねんたいさい)記念として、「和歌浦花火」が開催されます。和歌浦で花火が打ち上げられるのは、およそ60年ぶりということです。

一方、和歌山市の和歌山マリーナシティでは、今月3日から5日の3日間、午後7時半から恒例の音楽と花火のショー「スターライトイリュージョン」が予定されています。

5日のこどもの日の祝日には、和歌山市のけやき大通りと和歌山城西ノ丸広場で「和歌山音楽大行進」と「子どもなかよしまつり」が、3年ぶりに開催されます。「音楽大行進」は午後0時45分からのオープニングセレモニーに続き、中高生を中心とした30団体およそ1300人による楽器演奏やバトントワリングなどのパレードが繰り広げられます。また、西の丸広場では、正午から「子どもなかよしまつり」が行われます。

戦国武将の真田正幸(さなだ・まさゆき)・幸村(ゆきむら)ゆかりの九度山町では、5日、3年ぶりに「紀州九度山真田まつり」が行われます。真田まつりは、道の駅「柿の郷(さと)くどやま」を主会場に午前10時に開幕し、鉄砲隊の演武や真田出陣太鼓の演奏、真田正幸・幸村・大助(だいすけ)と真田十勇士の武者行列などが行われます。

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