宇宙教育推進で県・県教委・スペースワンが協定

2022年04月27日 19時11分

政治教育社会経済

串本町(くしもとちょう)の和歌山県立串本古座(くしもとこざ)高校で、宇宙関連の教育が本格的に始まることを受け、和歌山県と県教育委員会、それに、串本町の小型ロケット発射場を運営する東京のスペースワン株式会社の3者が、きょう(27日)宇宙教育活動の推進に関する協定を締結しました。

串本古座高校では、2024年度から全国の公立高校では初めてとなる、宇宙関連の教育に特化した「宇宙探求コース」が新設され、宇宙分野で活躍する人材の育成を目指します。

これに伴い、3者は、授業や部活動での講師の派遣や教職員を対象とした研修の支援をはじめ、授業に必要な機器や設備の導入などで助言を行ったり、小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」の見学機会を提供することで連携して協力します。

きょう午後、県庁の知事室で協定の調印式が行われ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と、県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長、それに、スペースワンの豊田正和(とよだ・まさかず)社長が、それぞれ協定書にサインしました。

県では、串本町と地元の観光協会が事業主体となる、ロケット打ち上げに関連した地域おこしのプロジェクトを「わがまち元気プロジェクト」事業として補助していて、宇宙教育や観光、教育旅行誘致などに力を入れることにしています。

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