JR和歌山駅で「わかやま農業高校マルシェ」

2022年04月27日 14時49分

イベント教育社会経済

農業関連の学科を持つ県立高校の生徒らが、それぞれの学校で栽培した野菜や果物などを市価よりも安く販売する「わかやま農業高校マルシェ」が、きょう(27日)JR和歌山駅前で行われ、多くの主婦たちが買い求めました。

高校生からリーフレタスを買い求める主婦(4月27日・JR和歌山駅)

これは、県教育委員会が、農業系学科を持つ県立高校の取組みを県民に広く知ってもらい、生徒の学習の励みにしてもらおうと、昨年度(2021年度)から繰り広げているものです。

花の販売を行う紀北農芸高校

きょう正午から開かれたマルシェには、紀北農芸(きほくのうげい)・有田中央(ありだちゅうおう)・南部(みなべ)・熊野(くまの)の4校から、農業コースで学ぶ生徒と教職員が参加し、JR和歌山駅西口のオープンスペースに設けたブースでタマネギやレタス、バンペイユ、マリーゴールドといった野菜や果物、花のほか、いちごやみかんのジャム、シソジュースのシロップなど加工品を販売しました。

有田中央高校のブース

開始直後から主婦らが次々と訪れ、思い思いの品物を買い求めていました。有田中央高校の生徒は「買ってくれる人への思いを込めて作った商品が売れて、とても嬉しいです」と充実した表情で話していました。

熊野高校のブース

県教育委員会・県立学校教育課の岡信孝(おか・のぶたか)指導主事は「とくに和歌山市内では農業系高校の取組みが見えにくい部分もあるので、このような形で知ってもらえたら嬉しいです。生徒たちの励みや就農にもつなげたい」と話しています。

南部高校のブース

わかやま農業高校マルシェは、このあと5月から7月にかけても、原則・毎週金曜日の正午から午後1時まで、JR和歌山駅西口のオープンスペースで開かれる予定です。ただし、中間テストや期末テストの期間は休止となります。

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