【新型コロナ】新規感染218人感染 クラスター3件
2022年04月26日 17時54分
和歌山県はきょう(4/26)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに218人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した112人を含めて3万5051人となりました。
きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの男女218人で、きのう(4/25)より71人増え、前の週の火曜日より29人減りました。
直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより3・1ポイント下がって175・5人となり、3日連続で前日を下回りました。
また、きょう、県内で315例目から317例目までの3つのクラスターが、いずれも高校で発生しました。
このうち、橋本保健所管内の高校では、これまでにいずれも同じ寮で生活する6人の生徒の感染が判明していて、きょうまで2つのクラスで学級閉鎖となっています。
また、田辺保健所管内の高校では、同じ運動部の生徒9人の感染がわかっていて、今月29日まで3つのクラスで学級閉鎖の措置がとられています。
さらに、和歌山市の高校では、同じクラスの生徒10人の感染が判明し、今月29日までこのクラスが学級閉鎖となっています。和歌山市の高校では、少なくとも1人の生徒が、咳の症状がある中で登校したとみられています。
こうした状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「少し気が緩んでいるのではないか」と指摘した上で、「学校の中、特に学生寮や運動部に持ち込まれると、関りの中でマスクの着用がないので、そこから感染が広がると考えられる。さらに各クラスへ持ち込まれることになるし、もしかしたら、もう広がっているかもしれない」と述べ、これから迎える大型連休に向けて、マスクの着用や三密を避けるといった、感染しないための対策を徹底するよう呼びかけました。
きょう感染が判明した218人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が103人、海南が17人、岩出が13人、橋本が9人、湯浅が26人、御坊が12人、田辺が30人、新宮が7人、県外が1人となっています。
現在、入院しているのは201人で、コロナ用病床の使用率は33・2%、自宅やホテルで療養している人は1252人となっています。