元和歌山県職員の男 児童福祉法違反の罪認める
2022年04月26日 12時26分
和歌山県の施設に一時保護されていた少女に対し、わいせつな行為をしたとして、児童福祉法違反の罪で起訴された元県職員の男に対する初公判がきょう(4/26)、和歌山地方裁判所で開かれ、男は、起訴内容を認めました。
起訴されているのは、児童相談所としての機能を持つ「県子ども・女性・障害者相談センター」に社会福祉士として勤務していた和歌山市善明寺の無職、浅野紘平(あさの・こうへい)被告30歳です。
起訴状などによりますと、浅野被告は、去年5月頃から8月頃までの宿直勤務中、施設に一時入所していた18未満の少女に対し、複数回にわたってわいせつな行為をしたとされています。
きょう午前、和歌山地裁で開かれた初公判の罪状認否で、浅野被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
この後、行われた検察側の冒頭陳述では、浅野被告が、去年5月中旬頃、宿直勤務中、部屋を巡回した後、複数の少女が過ごす部屋に入り、被害を受けた少女らと性的な話をするなどしたのを機に、その後も宿直勤務の際には、少女の部屋で性的な話をしたほか、8月頃までの間に複数回にわたって性交などのわいせつ行為を行ったと指摘しました。