湯の峰温泉公衆浴場がリニューアルオープン
2022年04月23日 18時29分
施設の老朽化に伴い、建替え工事が行われていた、田辺市本宮町にある湯の峰温泉の公衆浴場が、きょう(23日)リニューアルオープンしました。
湯の峰温泉は、およそ1800年前に発見されたとされる温泉で、古くから熊野詣の人々が身を清める湯垢離場として知られています。
公衆浴場は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている「つぼ湯」の近くにあり、建て替え工事のため、おととし(2020年)8月から休業していました。
新しい公衆浴場は、鉄筋コンクリート、一部木造の平屋建てで、延べ床面積はおよそ250平方メートル、建材の木材は紀州材を活用し、木のぬくもりが感じられる施設となっています。
今回のリニューアルで、源泉に加水して温度を調整している「一般湯」には、43度前後と40度前後の湯の温度が違う2つの浴槽ができたほか、シャワースペースを4つ用意し、シャンプーとボディーソープも備えました。
また、これまでどおり、源泉そのままの「くすり湯」や30分間貸し切りの「家族湯」もあります。
公衆浴場の管理人・松本裕之さんは「新しくなった湯の峰温泉公衆浴場に、ぜひ、お越しください」と話していました。
営業時間は毎日午前6時から午後9時までで、受付は午後8時半までです。入浴料は「一般湯」が400円、「くすり湯」が600円で、いずれも12歳未満は半額です。また、12回分の回数券も用意されています。