【新型コロナ】女性1人死亡・275人感染

2022年04月21日 18時11分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(21日)新型コロナウイルスに感染した90代の女性1人が死亡したと発表し、県内の死者は112人となりました。

きょうの感染状況を発表する野尻技監(4月21日・和歌山県庁)

また、きょうあらたに、県内で乳児から90代までの男女275人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認され、累計の感染者数は3万4016人となりました。きのう(20日)と比べて36人、先週の木曜日(14日)と比べて57人減りました。

亡くなったのは御坊保健所管内の90代の女性で、今月(4月)4日、食欲不振が見られ、13日には発熱や胸の痛みなどが現れ、医療機関に救急搬送され、PCR検査で陽性が確認されました。その後、肺炎像が現れ、呼吸も悪化し、きのう(20日)午前、新型コロナウイルス肺炎で死亡しました。 女性は複数の基礎疾患があり、ワクチンは1回接種していました。

一方、きょう確認された275人の保健所別の内訳は、和歌山市が146人、岩出が28人、田辺が24人、橋本が23人、新宮が20人、湯浅が15人、御坊が9人、海南が7人、県外が3人となっています。

直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者は、県全体が200・6人で、きのうより6・2ポイント減少していて、26日ぶりに3日連続の減少です。

現在入院しているのは179人、コロナ用病床の使用率は29・9%で、自宅やホテルなどで療養中の人は1552人です。
 
また、きょうあらたに、県内で3件のクラスターが確認されました。

このうち、307例目は橋本保健所管内の通所介護事業所で、利用者と職員5人の感染が確認されていて、市中感染から拡大したとみられます。308例目は橋本保健所管内の高校で、生徒11人感染が確認されていて、県外出身の生徒から寮で広がったとみられます。この高校は今月23日まで休校となっています。309例目は和歌山市の飲食店で行われた会社の同僚13人による食事会で、いまのところ5人の感染が確認されています。

そして、すでにクラスターと認定された和歌山市と新宮保健所管内の小学校など3か所で、あらたな感染者が確認されています。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「人口10万人単位の感染者が3日連続で減少しているのは良いことだが、まだ気を緩めてはいけないし、大人数でのお酒を伴う会食も感染の可能性が高いので、時間を短くしたり、会話を控えたりして欲しい」と話しています。 

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