カジノを含む統合型リゾート・ＩＲの区域整備計画の是非を審議している４月臨時和歌山県議会は、最終日のきょう（２０日）採決が行われ、県のＩＲ区域整備計画の国への申請について反対多数で、否決されました。これを受け、県は国への提出期限が迫っているＩＲ設置申請を断念することになります。

県では、和歌山市の和歌山マリーナシティにリゾート型ＩＲ施設を誘致していて、今月（４月）１４日から臨時の県議会を開いて、計画の是非を審議してきました。

この間、一般質問やＩＲ対策等特別委員会が開かれ、事業者が示す資金調達のメドに不透明な点があるなどとの指摘が相次ぎ、とくに特別委員会では、過去の県当局の虚偽答弁の疑いも指摘されるなど、議論は混迷を見せました。

最終日の採決は無記名投票で行われ、ＩＲ区域整備計画の国への申請は有効投票数４０票のうち、賛成１８、反対２２となり、反対多数で否決されました。